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部下育成の考え方

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実は私…

私は実は今、シングルファザーでして、6歳の男の子を一人で育てています。よく社長をやりながら子育てなんてすごいですね!と言っていただけるのですが、経営者という立場もあり、時間の融通も利くので、そこまで大変ではないなぁという印象です。

逆に、子どもと接する時間がとても増えて、自身が学ぶことや気づくことも多く、豊かに暮らせている感覚があります。

今日のお話は部下育成

さて、タイトルの通り部下育成について、なのですが、当社の研修プログラムにも「部下育成」というコンテンツがあります。

少し特徴的なお話なのですが、当社の中でも、大手企業出身・コンサル会社出身の大手出身組と、私を含め、中小企業育ち組の人間と2分されます。この2グループは「育成」の概念が全然異なるんです。

当社の中でも、中小企業育ちの人たちは、部下育成のことを「めんどくさい」「できればやりたくない」「自分でやったほうが早い」などの感情を持っている人が多いです。一方、大手企業出身の人たちは、会社自体に経済的・人的余裕があることもあり、「育成して当たり前」「好き嫌いなんかなくて絶対やるべきこと」という風に認識しています。

この違いは面白いなぁと思いました。

また、大手企業向けの部下育成研修などを中小製造業などが受けても全然参考にならないだろうなぁとも思いました。

当社の部下育成の研修コンテンツの中で、部下の育成は上司部下の信頼関係あってこそだよねという大テーマがあります。

少し研修の中身をお伝えしますと、「I’m OK You’re OK」というトピックを扱います。

どういうことかというと、

例えば、無意識に相手のことを、「どうせまた失敗する」とか「あいつはいつもこうだ」とかって思ってしまうことないですか?

そのようなネガティブな姿勢で指示やフィードバックを行っていると、仕事なので表面上は何も言わないとしても、相手側も素直に受け取れず、反発を生みそうなのは想像に難くないと思います。

冒頭、唐突に子どもの話を書かせていただいたのですが、これ、私は家でよくやっているなと思いました。「どうせまた牛乳こぼすんじゃないか」「どうせまた時間を守らないでSwitchやめないんじゃないか」という感情のまま、「こぼすなよ」とか、「時間になったらちゃんとやめろよ」というコミュニケーションをしていると、もうこちらは仕事じゃないのであからさまに反発してきます。そして結果として、言うことを聞きません。

(牛乳はほんとうにこぼさないで欲しい…)

一方、相手の感情に寄り添って、例えば、「こないだも牛乳こぼさなかったもんね、今日も頼むよ!」のように、前向きに言葉をかけると、不思議と素直に受け取ってくれて、思い通りの行動をしてくれることが劇的に増えました。

研修の効果を、自宅で実感するという少し変わった体験をし、なんだか少し得した気分です。

研修の目的は、もちろん事業での成果だけど…

当社の研修は、心構えやコミュニケーションを主軸にしながら、ビジネススキルについてもしっかりと浸透・実践を繰り返していきます。

当社の研修を受けてくださった方には、仕事で成果を発揮するのみならず、私生活も含め、より豊かに一人ひとりが暮らせるような気づきや学びがある事を意識して、プログラム作成や研修の実施を行っております。
仕事の成果が上がったよ!というご意見も嬉しいのですが、私生活でもこういう風に活用したよ~という声が聞けるのもとても嬉しい瞬間です!

もし、具体的にどんなサービスやっているの~という風にご興味のある方がいらっしゃれば、毎月開催している無料オンラインセミナーに是非ご参加いただければと思います。

受付はこちら!⇒(https://form.run/@blackbeauty–eUMkNBdp3IOUGG1I7wIo

このブログでは、日常で感じた気付きの共有や、弊社の人材育成に対する考え方・想いを綴っていければと考えております。

また、お会いしましょう!

ものづくり高収益化コンサルタント 石山 賢

中小製造業にフォーカスした儲かる製造業のつくり方をお教えします。

製造業の高収益化にこだわり、カネ・モノ・ヒトを軸にした、きちんと儲かる仕組みづくりを得意としている。

高校卒業後、自動車のシート溶接の仕事に就くも1年後に景気悪化、派遣切りにあい失業。何気なく選んだ仕事だったが、ものを作り上げていく製造業に面白みを感じていたので、その後も製造業に転職。今度は営業職として勤務し、トップセールスに成長。数回の転職を経て経営管理職まで経験。組織づくり、営業責任者、原価改善、海外展開、外部企業との連携、新製品開発、経営計画作成など、現場から経営まで製造業の一連の流れを経験している。

これまで、1000人以上の製造業の社長さんとの面談の機会を得てきたが、漠然とした不安や、経営の難しさを漏らす社長さんが多いと感じていた。中でも、リーマンショックの影響を受け、やむを得ず廃業する社長さんの廃業への悔しさを直接伺い、こういった想いをする方々を減らせたら…と思ったことが今のビジネスの原点である。

その後、自己研鑽のために経営のプロと認められる国家資格の、中小企業診断士の資格を取得。経営の知識を得ることで、これまでの社長さんのお話や自分の経験と経営知識が結びつき、製造業ならではの経営の難しさと、製造業できちんと利益を出す方法の着想を得た。自分を育ててくれた製造業への恩返しがしたいと思いたち、貯金・顧客ゼロで、勢いで独立。

なんとか会社をよくしたいという思いと、それに答えてくれる社長さんや、社員の方々の協力で、支援先では2年間で売上高180%達成や1年間で原価低減50%を達成など、めざましい成果を実現してきた。

製造業への恩返し、そして、それぞれの会社の持っている、高い技術力や磨いてきた独自性、熱い想いを、きちんとビジネスの根幹である「収益」に変えていくことが自分の使命だと考え、日々奔走している。

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