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「株式会社ほんとうのこと」の由来と意味について

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ほんとうのこと… 一度名前を聞いただけでは、
一体どんな会社なのか分かりづらいですよね(我ながら)。
実際、初めてお会いしたお客様から「どういう意味なんですか?」と聞かれたりします。

ですのでこの記事では、名前の由来をご紹介するのとあわせて、

製造業向けの人材・組織づくりの事業を始めるまでのエピソード、
事業に懸ける想いをお伝えさせていただければと思います。

「ほんとうのこと」ってなに?

先に結論を申し上げてしまうと、「自分の信念と情熱に従うこと」を指しています。
もう少し具体的に言うと

  • 業界の慣習やこれまでの社風、既成概念に縛られない自由な発想と行動を取る。
  • 目標のために忖度なしで全力を尽くす。
  • 物事をありのままに見て、キチンと受け止める。自分に言い訳しない。人のせいにしない。
  • やりたいことをやる(やりたくないことは…相談しよう)、まずはやってみる。

といった感じです。
なんとなくイメージ付きますでしょうか?

ここからは、なぜそう思うに至ったのか。なぜそう名付け、今の事業を始めたのか…といったお話をしていければと思っています。

新入社員時代の「うそ」

学生時代バンドにのめり込んでいた私は、工場なら決まった時間に帰れてバンドやる時間が取れるんじゃないかと勝手に思い込み、派遣社員として地元のプレス工場で溶接工として働き始めました。(トラックのシートを作っていました。)

1年くらい経ったのち、大手自動車会社でリコールが発生し、あっさり派遣切りにあってしまいました。しかしながら、製造業の雰囲気はなんとなく好きだったので、今度は製造業の営業職として働き始めました。そこで、衝撃を受けます。

週に断れない飲み会が3~4回、二次会を断られると蹴られる(当時の私は全くお酒が飲めませんでした)。
まさに「俺の注いだ酒が飲めないのか?」という世界観。
サービス残業は当たり前、「みんなが自主的に残っているのにお前は帰るのか?」と迫られる…といった具合です。

ノホホンと好きなことに没頭して生きてきた私には衝撃的で、「俺は、死ぬまでこのわけのわからない、筋の通らない嘘だらけの世界の中で生きていかないといけないのか、大人になるってこういうことなのか…」と絶望しました。

コンプライアンスの問題で、最近はさすがにここまでの仕打ちはないにしても、
例えば、

  • 顧客状況や業界動向を無視した、一方的な売り上げ目標を指示。指示を受けた部長が、盲目的に部下に指示、わけのわからないままとてつもない予算を背負わされる
  • 上司の判断基準があいまい、個人の価値観もしくは気分でダメだしされる…
  • 口答えを許さない社風、会社の決定には黙って従わなきゃいけない…

など、現代の会社にも、多数の理不尽、「うそ」が眠っていると思いますし、仕事は我慢してなんぼだ、甘えるな、残業してるやつが偉い!という昭和的な文化はまだまだ根深いと感じています。

この絶望感は、ひよっこのただの泣き言と片づけることもできますが、私にとっては今の事業を始める最初のきっかけとなっています。
社会の荒波とか、仕事の厳しさなどと言いますが、厳しいのは仕事の成果に対してだけでよくないですか?

最後に…

以上が、製造業向けコンサルティング会社「株式会社ほんとうのこと」の由来と、事業開始までのエピソード紹介です。

いい大人が、ギャーギャー言いながら、時にはヒリヒリしながら、時にはこっそり泣きながら、高め合い、助け合って成長できて、しかも業績まで向上したら素敵だと思いませんか?
それは、実現できる未来なんです。

もしご興味がありましたら、ぜひ、「ほんとうのこと」で生きていくお手伝いをさせてください。

ものづくり高収益化コンサルタント 石山 賢

中小製造業にフォーカスした儲かる製造業のつくり方をお教えします。

製造業の高収益化にこだわり、カネ・モノ・ヒトを軸にした、きちんと儲かる仕組みづくりを得意としている。

高校卒業後、自動車のシート溶接の仕事に就くも1年後に景気悪化、派遣切りにあい失業。何気なく選んだ仕事だったが、ものを作り上げていく製造業に面白みを感じていたので、その後も製造業に転職。今度は営業職として勤務し、トップセールスに成長。数回の転職を経て経営管理職まで経験。組織づくり、営業責任者、原価改善、海外展開、外部企業との連携、新製品開発、経営計画作成など、現場から経営まで製造業の一連の流れを経験している。

これまで、1000人以上の製造業の社長さんとの面談の機会を得てきたが、漠然とした不安や、経営の難しさを漏らす社長さんが多いと感じていた。中でも、リーマンショックの影響を受け、やむを得ず廃業する社長さんの廃業への悔しさを直接伺い、こういった想いをする方々を減らせたら…と思ったことが今のビジネスの原点である。

その後、自己研鑽のために経営のプロと認められる国家資格の、中小企業診断士の資格を取得。経営の知識を得ることで、これまでの社長さんのお話や自分の経験と経営知識が結びつき、製造業ならではの経営の難しさと、製造業できちんと利益を出す方法の着想を得た。自分を育ててくれた製造業への恩返しがしたいと思いたち、貯金・顧客ゼロで、勢いで独立。

なんとか会社をよくしたいという思いと、それに答えてくれる社長さんや、社員の方々の協力で、支援先では2年間で売上高180%達成や1年間で原価低減50%を達成など、めざましい成果を実現してきた。

製造業への恩返し、そして、それぞれの会社の持っている、高い技術力や磨いてきた独自性、熱い想いを、きちんとビジネスの根幹である「収益」に変えていくことが自分の使命だと考え、日々奔走している。

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