話はわかるけど、「ほんとうのこと経営」に抵抗感…

ほんとうのこと経営については、ホームページ本体の方に色々と書かせていただいておりますが、実際にお会いした社長の中には、「ほんとうのこと経営」や「昭和マネジメントからの離脱」の必要性を、頭では理解できても、心理的抵抗感を持たれる方もいらっしゃいます。

理屈では理解できる、従業員の立場に立ってみたらわかる…けど、、なんか怖いなぁ…というのが率直なところだと思います。

ある意味では、これまでの組織統制を崩していくような行動となるため、戸惑いや抵抗感を覚えるのも当たり前のことかと思います。
自分が社会人になった頃から慣れ親しんでいる賞罰方式(アメとムチ方式)の管理や、上司が絶対という空気感、規律を重んじる社風なども抵抗感を生むことと思います。

また、経営者が何度も態度や方針を変えるわけにもいきませんから、慎重になる気持ちもわかりますし、それだけ経営や事業を真剣に考えられているということだと思います。

その場合は、こんな風にお話をさせていただいています。その一例をご紹介いたします。

私も製造業に長く勤務していたので状況はよく分かるのですが、製造側は受注量が多かったりすると、どうしても休みなどが取りにくくなります。残業や土曜出勤などを日常的に行っている会社ではなおさらです。また、事業規模が大きくなるとそれだけの売上を確保しなくてはならないので営業側の責任も重くなり、こちらも会社側からすると一日でも休まれると心理的にも数字的にもダメージが大きいですよね。

有給を取るとどうせ携帯が鳴り止まないから有給は取らないほうがマシ・どうせ自分の残業が増えるだけだから取らないほうがマシ…という空気になってしまっている会社さんも稀にありますが、これはもうかなりマズイです。従業員の方は、恐らく有給申請を出すことすら罪悪感を持っているのではないでしょうか。
会社としては休みもせずに働いてくれて表面上はラッキーかもしれませんが、休むと余計に辛くなるから休まないだけであって、場合によっては家庭や趣味を犠牲にしているケースもあるかもしれません。このままの状態では従業員さんの精神面やモチベーション、会社への愛着度がどうなっていくか…は、言うまでもありません。

話を戻しますが、例えば、そんな状況の中で従業員のために休みを増やそう…と思ったところで、現実的には難しいですし、実行したとしても売上・納期⇒経営に支障をきたしてしまうというケースも有るかと思います。

もし、従業員さんの気持ちとして、「休みが取りにくい」という不満が目に見えているのであれば、まずそのような状態に対して、解決する前向きな相談を従業員さんとしてみてはいかがでしょうか。

・経営者サイドも問題意識を持っていて、解決したい気持ちを持っていること。
・現状のままでは難しい状況であること。
・解決するために必要なことは〇〇である(例えば利益率や生産性の向上)と考えていること。

などです。
まずは、部門長に率直に話をして、解決策を相談してみても良いかもしれません。

そこまで思い切った行動ができない場合は、とにかくコミュニケーションを増やしてみてください。一人ひとりと話をする機会を増やす。よく話を聞く。目を見て挨拶をする。なども、まずは最初の一歩としては十分かと思います。最初は「なんだ急に…」と思われるかもしれませんが、しばらく続けていると従業員さんの反応も変わってくると思いますよ!

人間の脳は知らないものを「脅威」と感じるようにできています。多くの方にとって、『知らないこと』というのは、ちょっと苦手、あるいは怖いな、不安だな、と感じると思います。
怖いと思えば、身を守るために攻撃的になったり、距離をとったりといった行動を取ります。
16f566ed1311196e2813845b685e29e4 1相手が何を考えているかわからない場合も同様に、「脅威」と感じます。
社長がそう考えていなくても、コミュニケーションや自己開示が足りない場合「社員に関心がない」「社員をどうでもいいと思っている」「お高く止まっている」などという無言のメッセージを発することになってしまいます。

多くのことを一度に変えるのは難しいかもしれませんが

挨拶や表情を変える、声かけを自分からする、社員の幸せを大切にしたい、と朝礼の時に口にして話してみる、など、ほんの少しだけ行動を変えるところからでも、ほんとうのこと経営の効果を実感でき、従業員さんのモチベーションも変わってくると思います。

もし、行き詰まっている気持ちがあるのであれば、具体的にどんなところから始めるべきか私に相談してください!きっと良い答えを見つけられると思います。

ものづくり高収益化コンサルタント 石山 賢

ものづくり高収益化コンサルタント 石山 賢

中小製造業にフォーカスした儲かる製造業のつくり方をお教えします。

製造業の高収益化にこだわり、カネ・モノ・ヒトを軸にした、きちんと儲かる仕組みづくりを得意としている。

高校卒業後、自動車のシート溶接の仕事に就くも1年後に景気悪化、派遣切りにあい失業。何気なく選んだ仕事だったが、ものを作り上げていく製造業に面白みを感じていたので、その後も製造業に転職。今度は営業職として勤務し、トップセールスに成長。数回の転職を経て経営管理職まで経験。組織づくり、営業責任者、原価改善、海外展開、外部企業との連携、新製品開発、経営計画作成など、現場から経営まで製造業の一連の流れを経験している。

これまで、1000人以上の製造業の社長さんとの面談の機会を得てきたが、漠然とした不安や、経営の難しさを漏らす社長さんが多いと感じていた。中でも、リーマンショックの影響を受け、やむを得ず廃業する社長さんの廃業への悔しさを直接伺い、こういった想いをする方々を減らせたら…と思ったことが今のビジネスの原点である。

その後、自己研鑽のために経営のプロと認められる国家資格の、中小企業診断士の資格を取得。経営の知識を得ることで、これまでの社長さんのお話や自分の経験と経営知識が結びつき、製造業ならではの経営の難しさと、製造業できちんと利益を出す方法の着想を得た。自分を育ててくれた製造業への恩返しがしたいと思いたち、貯金・顧客ゼロで、勢いで独立。

なんとか会社をよくしたいという思いと、それに答えてくれる社長さんや、社員の方々の協力で、支援先では2年間で売上高180%達成や1年間で原価低減50%を達成など、めざましい成果を実現してきた。

製造業への恩返し、そして、それぞれの会社の持っている、高い技術力や磨いてきた独自性、熱い想いを、きちんとビジネスの根幹である「収益」に変えていくことが自分の使命だと考え、日々奔走している。

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